全日本プロレス3日のアオーレ長岡大会で、3冠ヘビー級王者の青柳優馬(27)が、王道トーナメント覇者の小島聡(52)を下しV3に成功した。

 試合は序盤から一進一退の攻防となった。小島のエプロンでのDDTや垂直落下ブレーンバスターを食らった青柳は原爆固め、ダイビングエルボーで応戦。両雄譲らぬ大熱戦となったが、終盤には小島にペースをつかまれて、ラリアートで吹っ飛ばされるなどギリギリまで追い込まれてしまった。だが、とどめのラリアートを蹴りで迎撃するとスピンキック2発で蹴りぬいて動きを止める。ここから一気に攻め込んでロックスターバスター、ザ・フールと連続で放ってマットに突き刺し、3カウントを奪った。

 試合後、小島への感謝を口にした王者は、いきなり「みんな俺が負けると思っただろ!? 勝ってしまったものは仕方ないだろ? 俺も正直、小さいころから憧れたレスラーと戦って『負けてもいいや』と正直思っちまった」とひねくれを発動させる。それでも仕切りなおすと「3冠王者…いや、5冠王者の俺に休む時間はない。個人的にクリアしないといけない相手がいる」として8月21日の王道トーナメント1回戦でまさかの敗北を喫した本田竜輝を呼び出した。

 そして「俺はお前のせいで7年連続で続王道トーナメント1回戦で負けてるんだ。お前のせいだぞ!」と言いがかり。その上で「本田! いや、本田さんよ、本田さん、俺はチャンピオン・カーニバルでもこいつに…いや、この方に負けてるんだ。9月23日の後楽園ホールで3冠やりたいと思っている」と苦手意識をまき散らしながらV4戦の相手に指名した。

 もちろんこれを本田もニヤニヤしながら「お前が持っているその3冠のベルト、俺が一発で取ってやるよ」と受諾。青柳は「お前のその腹立つうすら笑い消し去ってやるから覚悟しとけよ」と言い放った。苦手を克服し長期政権の足掛かりにできるか、ひねくれ王者の戦いから目が離せない。