次なる目標は――。飛び込みの日本選手権最終日(3日、日環アリーナ栃木)、女子1メートル板飛び込み決勝が行われ、馬淵優佳(28=ミキハウス)が263・45点で2連覇を達成。「いつも通りの演技ができるかという課題を持って臨んだので、そういった点ではすごく良かった」と収穫を口にした。

 1日のシンクロ板飛び込みでは、榎本遼香(26=栃木トヨタ)とのペアで259・80点をマーク。トップに立つも4本目の失敗が大きく響き、パリ五輪の予選を兼ねた世界選手権(来年2月、カタール・ドーハ)の選考基準を満たすことはできなかった。「シンクロで悔しい思いをした。振り返ってみると、やっぱり悔しい思いの方が強い。勝負の世界は厳しいなと今大会を通じてかなり感じた」。同日の3メートル板飛び込み決勝では、295・50点で3位。現役復帰後自己ベストとなる点数をたたき出したが、同種目も世界選手権出場は絶望的となった。

 ともに不完全燃焼に終わった初日から中1日で迎えたこの日は「最初は『失敗しないかな?』という思いで飛んでしまっていた。そうするとやっぱり体のブレが大きくなってしまう」と自らの状態を分析。後半は「思い切ってどうなってもいいから飛ぼう」と気持ちを切り替え、きっちり修正した。

 今大会を通じて、パリ五輪への道は遠のく結果に終わった。それでも、悲観している暇などない。今後については「鹿児島国体に出場する予定です。(3メートル板で)300点を超す演技をするのが復帰の時から目標にしているので、それが一番近い目標。その後はコーチと話し合って、次の目標設定をしたい」とコメント。まずは直近の試合で全力を発揮する。