新日本プロレスのSTRONG女子王座を保持する「スターダム」のジュリア(29)が、V3戦(3日、広島サンプラザホール)で迎え撃つ「プロミネンス」世羅りさ(31)に異例の要請だ。

 2人は同じアイスリボン出身。2017年のデビュー当時、ジュリアの練習を見てくれたのが世羅だった。「試合前に『今日の試合の目標を3つつくろう』って言われて。試合後『できなかったです』って言うと、『次、頑張ろう』って声をかけてくれたことが忘れられないし、今も大事な試合では実践してる」と振り返る。

 憧れの先輩だったが、世羅が19年に結婚したのを機に印象がガラリと変わったという。「結婚してから『何歳になったら辞める』とか引退をにおわす発言をしたり、(鈴季)すずを育てるのに専念する姿を見せてて。終わりを決めてる人を目標にできないから、情けない人だなって」

世羅りさにビンタするジュリア(2022年3月)
世羅りさにビンタするジュリア(2022年3月)

 そのため昨年、プロミネンス勢がスターダムに殴り込みに来たときも、世羅の存在は視界に入らなかった。ところが今年6月、状況はまたも一変。世羅が離婚を発表したことで、一気に対戦意欲が高まったという。

「離婚もしたし、すずもプロミネンスを抜けた。今の彼女は守るものが何もなくて、プロレスをやるしかない状況。だから私が若手のころ感じてた、かっこいい世羅りさになったんじゃないかな」と、シングル王座戦では初となる一騎打ちに期待を膨らませる。

「一歩引いた世羅りさなんていらない。だからもう、二度と嫁には行かないでくれ。今の世羅りさと戦えるの、楽しみにしてるよ」。先輩に進化した姿を見せつける。