新日本プロレスの海野翔太(26)が、団体への不信感を爆発させた。「G1クライマックス」敗退決定後に公式戦で引き分けに終わった同期・成田蓮(25)との決着戦を熱望していたが、次期シリーズ(9月8日、後楽園で開幕)では不可解な6人タッグ戦での7番勝負が決定。成田、辻陽太(29)との呼称「令和闘魂三銃士」に続く本意ではない団体の決定を、リング上から覆す決意を明かした。

 初出場のG1では2勝3敗2分けでAブロック敗退となった海野はその後、成田と激しい抗争を展開。決着戦の機運が高まっていたが、意外な展開が待っていた。永田裕志、マスター・ワトとのトリオで成田、鈴木みのる、エル・デスペラード組との6人タッグ7番勝負が組まれたのだ。9月10日千葉・東金大会を皮切りに、10月9日両国大会まで行われる。

 本隊に属していても団体の決定には「是々非々」で論じるのが海野のスタンスだ。「会社の意図が分からないですね。7番勝負の先に何があるのか分からない。僕が成田しか見ていないのは今も変わらないし、おのおの見ている人が違うので。ならシリーズ中にシングルマッチを3本組むか、1回だけ6人タッグでやるか。その方が白黒つきますし」と、なぜ「7」にこだわるのか疑問を呈した。

 プロレス界における7番勝負は、若手選手がそれぞれ異なる先輩とシングルで戦う登竜門のイメージが強い。海外では米AEWでジ・エリートとデス・トライアングルによる6人タッグの7番勝負が成功を収めた例があるが、これは同団体のトリオ王座を争ったもの。シングル戦を望む海野が6人タッグの7番勝負に組み込まれるのは、門前払いを食らったも同然だ。「主張しても認められない。『お前たちはまだまだ若手だ』って言うんだったら、令和闘魂三銃士なんて付けないでくださいって感じですね」と不快感をあらわにした。

 G1前に突如として「令和闘魂三銃士」の呼称が発表された時も、海野は反発の姿勢を示していた。本人が意図しない決定事項が積み重なっていく現状に「不信感がありますね。会社のやりたいことが理解できないし、僕と成田の戦いに対して邪魔するなと言いたいです。やれ令和闘魂三銃士だ、やれ7番勝負だ、くだらないことに巻き込まないでほしいですね」と言い放った。

 もちろん不平不満だけを口にしていても始まらない。海野は「東金で全部終わらせますよ。僕が成田から取るので。その後で彼が納得いかないのであれば、どこでもシングルやります」と、実力行使で成田との決着戦への変更を狙う構え。新世代抗争に、不穏な気配が漂い始めている。