新日本プロレスのKOPW保持者・タイチ(43)が、次期挑戦者のSHO(34)との争奪戦(9月24日、神戸)へ向け自身の提案ルールの構想を明かした。「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の一員として悪の限りを尽くすSHOの逆手を取り、タイチは敵軍の常とう手段であるセコンド介入の容認を宣言。「Just 5 Guys」の仲間の力を借りた総力戦を見据えた。

 タイチは13日両国大会でSHOのラフファイトに不覚を取り、ベルトまで強奪された。これを受け神戸決戦での激突が正式決定した。

 KOPWの争奪戦が行われるのは、タイチが鷹木信悟との壮絶な「鷹木式トライアドマッチ」を制してベルト奪取に成功した4月鹿児島大会以来、実に約5か月ぶり。SHOからは「雑魚同士がお互いにセコいルールをでっち上げて、ヌルい試合をしたせい」と根も葉もない事実をでっち上げられ挑発を受けた。

 しかしタイチは動じない。「しんどい思いをすることにビビッて挑戦者が、あそこから途切れてたと思ってるし。SHOもそれが分かってるからこそ、ツッコミ待ちで真逆のことを言ってるようにしか聞こえない。そういう意味では認めてくれて、名乗りをあげてきたのも勇気あることかなって」と余裕をのぞかせた。

 争奪戦は基本的に両者が提案したルールをファン投票にかけ、得票が多い方が採用される。勝敗を分ける大きなポイントについてタイチは「ヤツらのスタイルは分かり切ってるし。こっち(J5G)の結束力もハンパないから、それにちなんだルールを提案してやってもいいかなと」とニヤリ。「どうせどんなルールにしてもアイツら入ってくるんだから、最初からアリにしちゃえばいいんじゃない。あえてセコンドが介入してくるのをアリにしてもいいのかなって」と〝セコンド介入容認マッチ〟を検討している。

 いかなるルールが採用されたとしても、H.O.Tの常とう手段であるセコンド介入は予想される。ならば最初から認めるルールにしてしまおうという理屈だ。J5Gの方がH.O.Tより1人多いため有利にも見えるが、あくまでタイチは自衛のためにしか介入させない意向。「普段からルールを無視してるアイツらが何を言ってくるか分からないけど、どうせ守らないんだし。アイツの提案なんてあってないようなもんでしょ」と言い切った。

 不条理なことにベルトは現在もSHOの手元にあるが、タイチは「本来ならすぐに殴りこんで取り返しに行きたいところだが、先日、幸せな夢を見たからな。それに免じて、次に会うまでは持たせといてやるよ」と寛大な姿勢。一体どんな夢だったのかはともかくとして、KOPW戦線がにわかに騒がしくなりそうだ。