伝説のUMA・ネッシーが住むとされる英国のネス湖を管理するネス湖センターは現地時間の26日から27日にかけて、ネス湖の大規模調査を行う。今回の調査は1972年にネス湖調査局がネッシー捜索を行って以来、最大規模になる。ついにネッシーの正体が明らかになるのか――。

 ネス湖センターはボランティア研究団体「ネス湖探検隊」(LNE)とチームを組み、ネッシーの捜索に乗り出す。同センターは今月初めにネッシーを捜索するボランティアこと〝モンスターハンター〟の募集を呼びかけた。一部報道によると、200人以上のハンターが応募。当日は約100人のハンターが現地調査を行い、別のハンター約100人が映像を通して遠隔参加し、湖面の異変に目を光らせる。

 人海戦術に加え、これまでネス湖で使用したことがない最新の探索機器を導入する。赤外線カメラを搭載したドローンでネス湖を上空から撮影。熱分布の異変を検出することで捜索の手掛かりにする。また高性能マイクを使用し、水中での異変を検知することを目指すなど万全を期す。

 ネッシーは1934年に湖面から首をもたげる首長竜のようなシルエット写真が英紙「デイリー・メール」に掲載され、世界を驚かせた。その写真は撮影者の外科医ロバート・ケネス・ウィルソン氏にちなみ「外科医の写真」と呼ばれ注目を集め、以降も写真や動画などで目撃情報が多数寄せられた。しかし、93年にウィルソン氏の友人・クリスチャン・スパーリング氏が死の間際にトリック写真だったことを告白。

 2018年にはニュージーランドの遺伝学者ニール・ゲメル教授がネス湖のさまざまな場所から250のDNAサンプルを採取し、検査した。ネッシーは首長竜「プレシオサウルス」の生き残り説もあったが、水生爬虫類のDNAは発見されなかった。代わりに大量のウナギのDNAが検出されたことで「巨大なウナギの可能性がある」との調査結果を報告した。

 ただ、ネス湖で巨大なウナギが見つかったという報告はこれまでにないという。さらにUMAファンを喜ばせるデータもある。データアナリストのフロー・フォクソン氏がネス湖での生物捕獲データを分析。その結果8000匹以上のウナギがいるとして1mのウナギが存在する確率は5万分の1で、6mを超えるウナギがいる確率は0%だとして「ウナギ説」を否定したのだ。

 過去にはガセ情報も数多く寄せられたが、最新テクノロジー調査によってはネッシーが存在する可能性も否定できない。ネス湖は巨大な地下水路で海とつながっているという説もあり、まだまだ謎も秘められている。今回の捜索でネッシーの存在を含め、新たな発見があることに期待が寄せられている。

 当日の模様はインターネット上でストリーム配信され、世界中のUMAファンの視線がネス湖に向けられることになりそうだ。