シミュレーション・モデリングに重点を置いたデータ管理と分析を専門としている世界的に著名なデータアナリストのフロー・フォクソン氏が先日、綿密な計算の上で、「ネス湖にネッシーと見間違うほど大きなウナギが存在する確率はゼロだ」と発表し、UMAファンは歓喜した。
2019年にネス湖で徹底的な環境DNA調査が行われ、プレシオサウルスのような海生爬虫類系のDNAは皆無で、ネッシー=巨大なウナギとの結論が出たからだ。UMAファンは失望した。そこにフォクソン氏が希望を与えてくれたばかりだった。
しかし、今度はUMAファンを失望させる計算を発表してしまった。英紙デイリー・スターが1日までに「データアナリストがビッグフットの謎を最終的に解決した」報じた。
フォクソン氏は過去50年間に米国で1万件以上のビッグフットの目撃情報があることから、その謎の解明に乗り出した。ビッグフットと思われる生物の画像、映像などが驚くほど多くある。それでも、まだ捕獲した者はいないので、いまだにUMAのままだ。
同氏は米国とカナダの両方での野生動物とビッグフットの目撃情報を分析し、「クマの個体数と目撃数に有意な関連がある。平均して900頭のクマごとに1回の〝目撃〟が予想される」ことを見つけ出した。
その上で〝混合効果モデル〟を使用し、「統計的考察に基づいて、ビッグフットの目撃の多くは、実際には誤認された既知の動物である可能性が高い。ビッグフットと思われる動物はクマである可能性が高い」と結論を出した。
そもそもビッグフットとされる生物の目撃場所は局地的だ。野生動物の生息数と土地面積を調整しながら、ビッグフットの目撃数に難しい分析を加えたところ、ビッグフットが目撃された場所には2・7メートルから4・6メートルの間に必ず1頭のビッグフットがいたことになるとした。そして、ビッグフットとされる生物の目撃例は、ほとんどがこげ茶色または黒色、赤褐色、灰色だった。その目撃数とクマの生息数と生息場所を複雑に計算し、目撃された毛の色を加味すると、ビッグフット=クマにしかならないということらしい。
北米大陸には3種類のクマがいる。アメリカグマ(アメリカクロクマ)、グリズリーとも呼ばれるアメリカヒグマ(ハイイログマ)、シロクマ(ホッキョクグマ)だ。クロクマとヒグマは黒、こげ茶、赤褐色、灰色だ。クマは二足歩行することができる。
ネッシーの存在に希望を与えてくれたフォクソン氏が、ビッグフットの存在に絶望をもたらした。












