ああ、無残…。巨人は25日の阪神戦(東京ドーム)に1―8で完敗。3年連続となる阪神戦の負け越しが決まった背景には歴戦から生まれた〝油断〟もあったようだ。
地力の違いをまざまざと見せつけられた。若きエース・戸郷は今季最短&ワーストとなる5回途中6失点でKOされ、打線は相手先発・村上の攻略に失敗した。3連勝で上昇気配を漂わせた矢先の手痛い返り討ち…。再びセ4位に転落した原辰徳監督(65)の口も重く「また頑張ります」と絞り出した。
これで今季の阪神戦は4勝13敗1分けとなり、13ゲーム差まで広がった。これほどの大差をつけられた一因には、〝読み違い〟も挙げられる。今季のチームはシーズン序盤から一軍経験が浅い若手を多く起用。首脳陣にとっては計算が立ちづらいヤングGに経験を積ませ、後半戦に向けてどれだけ戦力になるかを計る意味合いもあった。そのため、夏場に入るまでは「勝率5割でいい」との方針で前半戦を戦った。
それと同時にコーチ陣やチーム関係者から聞かれたのはこうしたフレーズだった。
「阪神は今は調子いいけど、このまま続くわけがない」「どこかで必ず落ちてくるから大丈夫だ」しかし、実際には大失速することはなく「アレ」に向けて独走を許す結果となっている。
巨人にとって阪神はかつての〝お得意さま〟。阪神が最後にリーグ優勝したのは2005年で、日本一に至っては1985年までさかのぼる。「伝統の一戦」と言われる対決も最大13ゲーム差をひっくり返した「メークレジェンド」を成し遂げた2008年から2020年まで実に13年連続で勝ち越しを許さなかった。
確かにすべてが順風満帆に終わるシーズンはそうないが、独走の前例が生まれた以上、来季は一切の隙も許されなさそうだ。












