立花孝志氏がまたも奇策に出た。国政政党の代表権争いを大津綾香氏と繰り広げている最中、22日告示された千葉・九十九里町長選(27日投開票)に自身の陣営から候補者を擁立し、変更手続き中の党名での立候補が認められるややこしい事態となっている。
3月に起きた政女党のお家騒動はいまだ泥沼状態が続いている。立花氏の陣営は今月、政党名を「NHKから国民を守る党」(NHK党)への原点回帰を発表。国会での会派名は変更されたが、総務省への届け出分については「千葉県選管で受理にも不受理にもしておらず、内容を確認中」(総務省)と中ぶらりんの扱いとなっている。登記上も大津氏が政女党の代表のままだ。
その最中で立花氏はNHK党所属で選挙に立候補できるのかを試すために九十九里町長選に松田亘氏を擁立したところ、申請が認められた。これには「ぶっちゃけ8―2で立候補できないと思っていたが、さらっと受理された」と拍子抜けした。
総務省は取材に「所属党派証明書は形式上の不備がなければ受理されるもので、立候補の届け出は当該選挙長の判断で受理されたもの」と回答した。お家騒動直後にあった4月の衆院補選時にも斉藤健一郎氏を代表とする政女党公認での立候補が認められており、総務省は白黒つけない“グレー判断”を現時点でも継続しているともいえる。
お家騒動で対立が深まる中でも立花氏は立候補に支障がないことを確認できたことで、10月に予定される衆院長崎4区か参院徳島・高知選挙区の補選に初公判を控える元参院議員のガーシー(東谷義和)被告を擁立したい意向も示した。実現すれば、カオスな事態になる。












