開催中の「アントニオ猪木 80thANNIVERSARY『燃える闘魂・アントニオ猪木展』」(15日まで、東京・京王百貨店新宿店)で、昨年10月に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の〝幻のメッセージ〟が公開されることになった。
猪木さんがメッセージを記した相手は、プロ野球の国民的スーパースター、長嶋茂雄氏(87)。長嶋さんは2004年3月に脳梗塞で倒れたが、猪木さんは06年に闘病中の長嶋氏を元気づけるために色紙につづったものだという。
「ながい人生 がんばり励んで しんじた道に まいた種 しげみは広がり げんきよく おおきな夢をありがとう」
文章の冒頭の文字を並べると「ながしましげお」となり、「2006年2月20日」の日付が入っている。「猪木展」を京王百貨店とともに共催する猪木元気工場(IGF)によると、猪木さんが自ら発案し、生まれ年は違えど同じ誕生日の長嶋さんあてに記したという。
同じ国民的スーパースターとはいえ、猪木さんは長嶋氏と親交があったわけではない。ただ、猪木さんが長嶋氏に特別な敬意を抱いていたのは間違いなく、03年12月にテレビ番組で共演した際の猪木さんは、長嶋さんとの対面に明らかに緊張していた。猪木さんが同じ時代を生きたスーパースターへの思いが詰まったメッセージだ。
一方で、このメッセージが長嶋氏の手元に届くことはなかった。当時の長嶋氏の容体に配慮し、結局は送付を取りやめたというから〝幻のメッセージ〟にもなっている。
メッセージは「猪木展」で9日から展示される。他にも「スポーツ平和党グッズ」や「新日本プロレスチケット」を公開予定。













