イタリア1部の名門ラツィオは4日、日本代表MF鎌田大地(27)の獲得を発表した。地元各メディアによると、年俸300万ユーロ(約4億7000万円)の2年契約(1年延長オプション)で新背番号は「6」になるという。

 ラツィオは首都ローマを本拠地とする強豪クラブで昨季リーグ2位。今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。名将マウリッツィオ・サッリ監督(64)が駆使する攻撃的なハイプレス戦術との相性も注目される中、懸念されるのはイタリアで「もっとも過激」と言われているサポーターとの関係だ。

 各メディアによると、ラツィオサポーターは性差別や人種差別など、他者への攻撃で非難を浴びているという。2021年のアウェー戦では応援に駆け付けたファンに「あいさつがなかった」とDFフランチェスコ・アチェルビを糾弾。同選手は同シーズン後に退団した。元日本代表MF中田英寿氏はラツィオの宿敵ローマに所属していた当時、ふがいないプレーだった試合後、街中で過激サポーターから罵声を浴び「危険な状態」に陥り、逃走したことがあったように、ファンでも油断はできないのだ。

 このためSNS上では「ラッツィナーレ(ファン)は超過激だけど、鎌田は大丈夫なのか」「ラツィオサポはかなりヤベーぞ」「あそこのウルトラス(応援団)は超巨悪だからな」「アジア人には特に厳しそう」「ミスしたら鎌田がサポーターから人種差別を受けることになるかも」「鎌田がサポーターとうまくやれるかも注目」と不安の声が書き込まれていた。

 過激なファンが多いイタリアクラブの中でもラツィオサポーターは別格の存在。鎌田は開幕から好パフォーマンスを披露し、サポーターの信頼を得られるか。