力投むなしく、リベンジは果たせなかった。巨人の菅野智之投手(33)が1日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発。8回1失点と好投するも打線の援護に恵まれずチームは0―1と惜敗。7月8日のDeNA戦(同)以来3戦ぶりの白星となる3勝目はならなかった。

 菅野は初回から安定感のある投球で凡打の山を築き、相手打線を封じ込めた。登板前に「(ヤクルトは)ここ最近すごい調子がよさそう。村上選手もだいぶ上がってきているし、彼の前に走者をためないというのが一番のカギになる」と語った通り、6回までに得点圏まで走者を進めたイニングは2回の1度のみとヤクルト相手に隙を見せることはなかった。

 打線の援護を待ちながらスコアボードに「0」を並べ続けていた菅野だったが、0―0で迎えた7回には先頭・サンタナの二塁打と内山の犠打、オスナへの四球で一死一、三塁とこの日最大の危機が到来。続く長岡の内野ゴロの間に三走の生還を許し1点を失った。後続を抑えて最少失点で抑えたものの、悔しげな表情を浮かべた。

 7月17日のヤクルト戦(神宮)では自身最短となる1/3回6失点KOの屈辱を味わっていただけに「前回、すごい悔しい、屈辱的な思いをしたし。間違いなくそういう思いは、ずっとあそこから持ち続けている」とリベンジに燃えていたエース。有言実行の気迫のこもった投球を8回まで続け計108球を投じたが、打線の援護に恵まれず…。

 それでも右腕は「長くやっていればそういうこともあるし。逆に前回のヤクルト戦では初回に6点も取られたにもかかわらず負けを消してもらった。やっぱり野球は(野手と投手で)持ちつ持たれつだと思うし。そんな一喜一憂している場合じゃないので、しっかり次も今日みたいな投球を続けられるようにやっていくだけです」と野手陣を思いやった。

 復調気配を見せつつある投手陣の大黒柱。次戦こそ、投打のかみ合った試合展開で白星をつかみたいところだ。