〝競泳ラブ〟でリベンジだ――。水泳の世界選手権14日目(27日、マリンメッセ福岡)、競泳男子200メートル個人メドレー決勝は、瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が1分56秒70で6位。今大会の2個目のメダルはならなかった。

 前半を7番手で折り返すと、後半もギアを上げることはできなかった。パリ五輪金メダルを最大の目標に掲げる中、優勝したレオン・マルシャン(フランス)との差を改めて痛感。「何が何でも金メダルというよりは、何かのチャンスにかけた一発の金メダル狙いじゃないと、たぶん戦えない」と厳しい現状を口にした。

 ただ、昔の瀬戸とは違う。かつては私生活の乱れもあり、東京五輪は、まさかのメダルなしに終わった。自身の甘さを自覚し、昨春からは〝鬼〟と称される加藤健志コーチに師事。競泳漬けの日々を過ごしている。

 真剣に再起を目指す姿に、メインスポンサーを務める「CHARIS&Co.」の藤木誠代表は「暗いことがあったけど、それでも練習に没頭できるのは、やっぱり大也くんは競泳が好きなんだと思います」と証言する。

 出会ったのは約5年前。同代表は「大也くんの表情は競泳をしている時が一番いいですよね。誰でもそうかもしれないが、自分の専門分野を話す時が一番詳しく話せますよね。大也くんは競技の話をひたすら話していますよ」と明かした。

 瀬戸本人は「絶対的なスピードが足りない」と課題を挙げるが、競技愛も克服の一助となりそうだ。