伸びしろはたっぷりだ。水泳の世界選手権13日目(26日、マリンメッセ福岡)、競泳男子200メートルバタフライ決勝が行われ、本多灯(21=イトマン東京)は1分53秒66で3位。2大会連続の銅メダルを手にした。
万全な状態と言えばウソになる。自分自身に過度な重圧をかけ、メンタルの不調にも苦しんだが、決勝では最後まで攻めの姿勢を披露。「楽しんでいける方が僕らしいけど、今回はそれがちょっとうまくできていなかった。そこは幼いというか、その学生らしさを最後の大会で味わえたのが良かった」と前向きに振り返った。
本多が目指すは〝シャチ〟のようなスムーズな泳ぎ。試行錯誤を繰り返す日々を過ごすのは、世界のトップを見据えているからこそ。女子50&100メートルバタフライ元日本記録保持者の加藤ゆか氏(36)も「泳ぎには正解がないので、やっぱり自分に合った泳ぎを極めていく必要がある」と理解を示した。
金メダルに届かなかったとはいえ、発展途上の段階で表彰台を勝ち取ったのはさすがといったところ。同氏は「体はがっちりしているが、力と技術のバランスが良い。日本人は力だけじゃなかなか勝てないので、技術も磨いていくという感じだと思うが、その2つが備わっている」と太鼓判を押した。
パリ五輪の開幕まで26日でちょうど1年。本多は「五輪という大きな舞台で頑張りたいという気持ちは変わらない」。今回の経験を糧にVロードを突き進む。












