葛藤にも負けなかった。水泳の世界選手権13日目(26日、マリンメッセ福岡)、競泳男子200メートルバタフライ決勝が行われ、本多灯(21=イトマン東京)は1分53秒66で2大会連続の銅メダルを獲得した。
23日の400メートル個人メドレーでは予選敗退。さらに同種目決勝で衝撃の世界新記録(4分2秒50)をマークしたレオン・マルシャン(フランス)の泳ぎを見て「こんなやつと勝負をするのかと…。正直気持ちが下がった」という。それでも「挑戦して、挑戦して、悪あがきして、どこまでできるか」との思いを貫き、決勝のスタート台に立った。
決勝は前半の100メートルを4位で折り返すと、後半も粘り強い泳ぎで順位を3位に上げる。最後はデットヒートの末に、表彰台を勝ち取った。レース後には「メダル取れたことがうれしい。迷ったりわからなくなることも多かった」と苦悩を明かしつつも「世界一になりたいという気持ちはブレなかった。変わらず僕に期待してくれればうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
苦しい状況下でもメダルを手にできたのは大きな収穫。1年後のパリ五輪へ、今回の経験を必ずプラスに変える。












