〝令和の怪物〟の評価が急騰中だ。大相撲名古屋場所13日目(21日、愛知県体育館)、新入幕の伯桜鵬(19=宮城野)が幕内錦木(32=伊勢ノ海)を内掛けで破って10勝目(3敗)。優勝争いの先頭と1差を守り、1914年夏場所の両国以来、109年ぶりの新入幕Vへ望みをつないだ。取組後は「落ち着いて取れたかな。相手の呼吸が乱れるのを待って足を狙った」と胸を張った。
審判部副部長の粂川親方(元小結琴稲妻)は「素晴らしい。あそこで内掛けが出るとは…。びっくりした。末恐ろしいね。左四つのいい形があるし、必ず左四つになれる。19歳であの度胸は大したもの。物おじしないし、していたらあの相撲は取れない」と大絶賛。「(優勝争いのカギは)伯桜鵬が握っていると思う」とまで言い切った。
今場所は3関脇による大関取りが注目を集めたなか、すでに大栄翔(追手風)と若元春(荒汐)は大関昇進の目安とされる「3場所33勝」に届かないことが確定。日本出身の新たな看板力士が誕生する機運は大きくしぼんだ。来場所以降へチャンスが継続する可能性はあるとはいえ、両力士ともに29歳。足踏みを続ければ、10代の新鋭に大関候補の立場を脅かされかねない。
伯桜鵬は優勝争いにも「全く何も思っていない。緊張? しないです」と平然。このまま土俵の主役を奪いそうな勢いだ。












