これぞパ・リーグの顔だ。19日のオールスター第1戦(バンテリン)に全パの「4番・右翼」で出場した柳田悠岐外野手(ソフトバンク=34)が豪快な一発で存在感を放った。
4―0で迎えた3回一死、全セ2番手・小笠原(中日)の初球144キロ真っすぐを強振して右翼席中段に突き刺した。打った瞬間に本塁打を確信する当たりに、バンテリンドームに詰めかけた野球ファンからは感嘆の声が漏れた。柳田は初回の第1打席でも中前適時打を放ち、貫録の2打点。「ケガなく、無事故完走」を強調していたが、お祭り男の本領を発揮した。
今季はここまで82試合に出場してリーグ2位の打率3割5厘、同3位の14本塁打、同3位の48打点と好調を維持している。ファン投票では「DH部門」でリーグ最多得票となる72万5834票を集めた。まさに「顔」として面目躍如とも言える活躍で、特大の一発は御礼弾となった。
試合途中に応じたインタビューでは、MVPがちらつく活躍にも「僕は大丈夫です。若い選手に頑張ってほしいです」と無欲を強調。その一方で「勝ちたいです」と勝利への飢えを告白。さらにニヤリと笑い「チームが(現在)9連敗中なんで、久々に勝ちたいです!」と、自虐的にかぶせてお茶の間を沸かせた。MVPを獲得して上がったお立ち台でもホークスファンに向けて「勝ちゲームを見せられてよかったんで、また明日もいいゲームできるように頑張ります」と、これでもかと勝利への欲求をあらわにした。
祭典2年連続弾&2年連続MVPに、勘のいいギータ節さく裂――。やっぱり鷹の大砲は、オールスターに欠かせない。












