阪神は18日に同球団OBの横田慎太郎さんが、同日午前5時42分に脳腫瘍で死去したと発表した。28歳。通夜、告別式の日時などは詳細が決まり次第通知される。
横田さんは2013年のドラフト会議で阪神に2位指名され入団。強肩強打の外野手として将来を嘱望され、金本政権1年目にあたる16年シーズンの開幕戦ではスタメン出場も果たした。
〝超変革世代〟の象徴として球団内外から将来性を高く評価されていた逸材だったが、17年春に脳腫瘍が判明。その後は懸命に治療に取り組んだが19年限りで現役を引退した。
あまりにも早すぎる天国への旅立ち――。ドラフト同期入団組の岩貞、梅野、岩崎らをはじめ、横田さんとともにチームメートとしてプレーした選手は今も多数、球団に在籍している。
16年~22年のシーズン終了まで阪神の投手コーチを務めていた本紙評論家の金村暁氏も、横田さんの現役時代をよく知る一人。「横田とは2016年の冬に同行した台湾教育リーグで、よく一緒に食事をするようになり、そこから仲良くなりました。口下手なタイプなのですが、それでも言葉の端々から野球に対するガムシャラな思いが何度も何度も伝わってきたことが印象に残っています。心から応援したくなるような男でした」と声を詰まらせる。
横田さんの脳腫瘍が判明したのは、その直後となる17年の春季キャンプの最中。「『あんなに元気だったのに』とショックを受けました。大手術を終えて一軍にあいさつにきてくれた時は、坊主頭にまだ生々しい手術痕が残っていて…。彼の頑張りを思うとそれだけで涙が出そうになってしまったのを覚えています」と語る。
矢野前監督もナインを鼓舞するために、ことあるごとに横田さんの話をミーティングの場でしていたという。金村氏は「不器用で純粋に野球が大好きで…。コーチとして、横田のようなタイプの選手をもっと増やさなければと私も思っていました。闘病生活は大変だったでしょうが、今は天国でゆっくり休んでほしい。そしてこれからのタイガースを見守っていてほしい」と言葉を絞りだし、哀悼の意を示した。












