日産の元会長カルロス・ゴーン被告が18日、外国特派員協会で開かれた記者会見に逃亡先のレバノンからオンラインにて出席。海外メディア等で報じられていた、日産などに日本円で1400億円以上の損害賠償を求めたレバノンでの提訴について言及した。

 ゴーン被告は「レバノンの告訴は刑事です。私が受けたダメージは修復不可能ですので、それに対して賠償を求めている」と説明。

 さらに「レバノンでは刑事告訴には出頭が求められるので、出頭しないということであれば、それなりの結果が当人たちには及ぶ可能性が高いです。日産側は逃げられない」と勝負の姿勢を見せた。

 また「国連の専門家が集まって、日本の国家に対してきちんと調査をして。補償をすることと国連の方からの意見書が出ている」と提訴の根拠を補強した。

 一方で「私は報復ではなく、自分の権利を取り戻すための行為をとっている」とし、復讐の要素はないと語った。

 ゴーン被告は会社法違反(特別背任)などの容疑で2018年11月に逮捕。その後起訴されていたが、保釈中の19年12月にプライベートジェットで中東のレバノンに逃亡していた。日本での日産との民事訴訟については、現在も裁判が続いている。