完全復活を目指す男子テニス元世界ランキング4位の錦織圭(33=ユニクロ)は12日(日本時間13日)、下部ツアー大会シカゴ・チャレンジャー1回戦(イリノイ州)で世界215位のアレクシス・ガラルノー(カナダ)に7―6、6―1で勝利し、2回戦に進んだ。

 股関節の手術など負傷による長期離脱から約1年8か月ぶりに実戦復帰し、3大会目。錦織は第1セットのタイブレークを制して先取すると、第2セットは相手を圧倒した。錦織は「まあまあの試合でした。悪くなかった。セカンドは気持ちよくプレーできました」。復帰後初となったタイブレークについては「ピリつきましたね。タイブレークの緊張感っていうのが多少はあって、(復帰後)3大会の中で一番緊張した」と振り返った。

 試合を中継した「WOWOW」で解説を務めた、元プロ選手で早大庭球部監督の石井弥起氏は「復帰へのプロセスというか、感覚を取り戻す作業をしているんだって改めて思った」と太鼓判。試合後、錦織が語ったコメントについても「冷静に見返せている」と、心身ともにいい状態であると分析していた。

 錦織は今大会後にアトランタ・オープン(24日開幕)でATPツアーに復帰。シティオープン(31日開幕)を経て、8月29日開幕の全米オープン出場を目指す。