バレーボール男子代表の西田有志(大阪B)は、特別な思いでライバルと接している。

 ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会第1戦(15日、Asueアリーナ大阪)で、日本は世界選手権2連覇中のイタリアに3―2で勝利して無傷の9連勝。2024年パリ五輪準々決勝で敗れた難敵を下し、8チームで争う決勝ラウンド進出を決めた。チーム2位の20得点を挙げた西田は「久しぶりにここ(大阪)でやると若干は緊張したけど勝ててよかった」と笑みを浮かべた。

 代表活動から離れた昨季は、宮浦健人(名古屋)がオポジットで活躍。今季がレギュラーを争う好敵手だが「戦うことすべてがライバルではじゃない。切磋琢磨してレベルを上げて、お互いにリスペクトを持ってやっているので、特にそこは勝負しているとかはない」と言い切る。

 試合になれば勝利を目指すチームメート。「自分がダメでも宮浦さんがいるし、宮浦さんがダメでも僕がいるというのが今の僕たちの関係性。だから練習もしっかりできるし、すべてそこに詰まっているかなと思う」ときっぱり。同じ目線を向いて走り続けている。

 この日は宮浦も要所で得点を挙げてチームを救った。「僕らが先頭に立ってやっていかないといけない」と西田。2人のサウスポーはこれからも共闘していく。