【ワシントン州シアトル10日(日本時間11日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(29)が11日(同12日)にシアトルのTモバイル・パークで行われるオールスター戦にア・リーグの「2番・DH」で先発出場することが発表された。前日恒例となっている選手の個別会見は日米メディアが殺到して大混雑、メジャーリーガーは大谷との会話を心待ちにしていた。スーパースターが一堂に会する「ミッドサマークラシック」でも存在感は群を抜いており、さながら大谷祭りの様相だ。
大谷の会見はまさにカオスだった。開始2時間ほど前からブース周辺ではいい場所を取ろうとする日米メディアが長蛇の列。人数が多すぎるため、急きょ日本のテレビ、ペン記者、米メディアの3組に分ける異例の対応で100~150人が囲んだ。
意気込みを聞かれると「まだ、ホームランを打ったことがないので打ってみたいというのが一番。積極的に初回から行きたいなとも思います」と初アーチを誓った。
シアトルを本拠地にするマリナーズで活躍したイチロー以来、日本選手2人目のオールスターMVPが期待されるが「今回はバッターとして打席だけなのでしっかり自分のスイングをしっかりできれば、ホームランなりが打てれば十分に取れるものなんじゃないかな」と語った。
また、今季終了後にFAになることに関連して、「今年いろいろなチームと対戦して、相手チームの選手から来年来てくれという誘いは冗談でもそういう会話はあったか」と質問が浴びせられると「秘密です」と答えて大爆笑に包まれた。
大谷がグラウンドに登場するとカメラマン、テレビカメラが大移動。姿を目視することができなくても、居場所が分かるほどだ。
ライトでファンサービスに応じるとファンが殺到。事故が起きても不思議ではない状況だった。ただ、この日はブルペンに入ったためフリー打撃は行わなかった。
メッツの千賀とはグラウンドで再会を果たしたが、出場する選手は大谷との対面を楽しみにしている。
レンジャーズの新人内野手のヤングは「投手のことはあまり分からないし、聞いてもきっと今後の対戦を考えて教えてくれないと思うけど、ヒッティングについてはいろいろ聞いてみたいね」と目を輝かせた。
ブルワーズの守護神ウィリアムズは「リカバリーにどんなことをするか聞いてみたい。自分は1イニングしか投げないのにいつも本気で疲れる。だから彼がどうやって二刀流をやれているのか知りたい」とワクワクした様子。
同じブルワーズのサイ・ヤング賞右腕のバーンズは「去年話すことができたから、今年も話せたらと思っているよ。大谷が投打両方するために取り入れているリカバリーは知りたいね」、ブルワーズの二塁手アルビーズも「どうやって準備したら二刀流ができるのか、ぜひ聞いてみたい」とともに二刀流の秘密に興味津々だ。
ブレーブスの三塁手ライリーは「何かを聞くより、とにかく彼に会ってみたい。彼が存在する空間にいられるだけでいい。写真を撮るチャンスは探すけど、きっと忙しいから邪魔だけはしたくない」、ナショナルズの先発右腕グレイは「君の試合を尊敬しているよ、とまず伝えたい」、ブレーブスの先発右腕エルダーは「考えたこともないから、もしかしてスターショック(有名人を見た時に受ける衝撃)を受けるかも」と完全にファン目線だ。
オールスター選手をもとりこにする大谷。まずは11日の1打席目が楽しみだ。特大弾が出るか。













