日本維新の会・馬場伸幸代表は8日、昨年7月の参院選で遊説中に銃撃された安倍晋三元首相の一周忌を迎えてコメントを発表した。

 馬場氏は「今なお、得も言えぬ喪失感に覆われているというのが率直な思いである」とした上で「暴力で政治家の生命を奪い、言論を封殺しようとするテロリズムは民主主義に対する悪質な挑戦であり、断じて認められない。日本維新の会は改めて、あの蛮行を最大限の厳しい言葉で非難するとともに、志半ばで非業の死を遂げた安倍元総理に深く哀悼の意を表する」とした。

 安倍氏と初対面したのは2012(平成24)年2月2日のことだったという。

「民主党政権下で、大阪維新の会が日本維新の会として国政への挑戦を模索しているときだった。当時の松井一郎大阪府知事らとともに教育シンポジウムに参加し、ご挨拶させていただいた。無念にも病を得て総理の座を降りられて4年半。わが国が進むべき道を熱く説かれる安倍元総理の言葉から、再登板への固い決意と覚悟を感じ取った。そして秋の自由民主党総裁選と年末の衆議院総選挙を経て第二次安倍内閣が発足し、維新も国政への参戦を果たせた。考え方の異なる政策では正々堂々とぶつかりあったが、憲法改正や教育再生などでは認識をしっかり共有し、大阪都構想や大阪・関西万博の誘致にも賛同いただいた。また、世界各国の首脳と深い関係を築き日本の国際的立場を向上させるとともに、激変する安全保障環境に備える基盤をつくるなど、憲政史上最長総理の名に違わぬ治績は枚挙にいとまがない。改めて感謝したい」

 最後に馬場氏は「安倍元総理は常々『平和は人から与えられるものではなく、勝ち取るものだ』と説かれていた。私たちはその言葉を銘記し、憲法改正を筆頭とする故人が目指した諸政策の実現と、真の平和国家日本の希求に全力であたっていく所存である」と結んだ。