千葉・市川市南行徳のマンションで28日、浴室などから複数の袋に入れられた切断遺体が見つかった。住人の職業不詳、新かほり容疑者(45)が「母を殺した」と話しており、県警は死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕した。周辺住民には「またか」と衝撃が走っている。

 現場は東京メトロ東西線の南行徳駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に立つマンションの一室。この日、新容疑者が関係者とともに近くの交番を訪れ、犯行を自白。警察官がマンションを調べたところ、袋に入れられた切断遺体が発見された。容疑者は70代の母親と同居しており、29日以降に司法解剖が行われる。

 近くの住民は「ここは大きなマンションで、けっこうお高いところで、なんでそんなことになったのか」と話す。

 周辺では苦い思いがよみがえる。2007年に英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさんが殺害され、マンションのベランダに遺棄された事件現場は、約2キロ離れた場所にある。殺人罪で逮捕された男は約2年7か月間、整形を繰り返し、日本全国を逃亡し、逮捕された。12年に無期懲役が確定し、現在は収監されている。

 別の住民は「このへんはリンゼイさん事件で全国ニュースになって、別の意味で有名になってしまって、あまりいい気はしない。なんでまたバラバラ事件が起きるのか」と話す。

 事件から16年たつが、いまだにたびたび話題になり、皮肉にも前日には「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)で「日本中を震撼させた逃亡犯スペシャル」として、リンゼイさん殺害犯の男の逃亡劇がドキュメントで描かれたばかりだ。

 再び近隣で死体遺棄事件が起きてしまった。