今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手(28)と交渉する際の意外な盲点が話題になった。オレンジカウンティー・レジスター紙のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は15日(日本時間16日)にメジャーOBらによるデジタル・ベースボール番組「ファウル・テリトリー」にゲスト出演し、大谷について聞かれた。

 その中で取材体制が話題になると「エンゼルスは大谷のメディア対応を先発登板後と、特別活躍した試合の後(月4回ほど)にとどめていて(他の選手より)少ないから、違うチームに行った場合どんなふうになるか興味深い」と言及した。大谷の希望通りにメディア対応をできる限り控えているエンゼルスの体制は完璧なのだという。

「おそらく大谷自身は、もっと注目してほしいとか、自分の話をもっとシェアしなければとか、自分のことを知ってほしいという欲求はなく、ただ最高の野球選手になりたいだけなんだと思う。そのためには放っておいてほしいだろうから、今の体制はパーフェクト」

 同記者はこの件自体がFA移籍交渉に与える影響はないが、議題に上がることは間違いないと見る。

「たとえばヤンキースだったら、どう対応していくか話し合いになると思う。球団と大谷だけでなく、チームメートにも影響があることだから。大谷が応じていないのを目の当たりにしながら、彼のためにメディアに話をしなければならない。エンゼルスのメンバーは慣れているけど、これが別のチームだったら、そううまくいかないかもしれず、球団が心配するかもしれない」と語るとこう続けた。

「大谷だってチームメートが自分をどう思うか心配するかもしれないし、もっと会見に応じたら自分の準備時間が減ってしまうかもしれない。これらは全て未知の世界だけど、他のチームに行ったら間違いなく解決すべき課題の一つになる」

 エンゼルスの番記者は、日本メディアを除くと常駐が4~5人。人気球団になれば10~20人に膨れ上がる。活躍すればするほど試合後の会見を求められることになるだろう。クラブハウスが取材陣に開放されている時間はトレーナー室などにこもる選手もいるが…。

 大谷は心地よい環境にどこまでこだわるのだろうか。ちなみにフレッチャー記者はエンゼルス残留の可能性を「30%」と答えた。