巨人のタイラー・ビーディ投手(30)が日のソフトバンク戦(ペイペイ)で1点リードの8回から救援登板し、1イニングを無失点に抑える好投。来日初ホールドを挙げた。

 エースの白星を守り切った。中継ぎ転向後2度目の登板となったビーディ。テンポのいい投球で谷川原を捕ゴロ、三森を遊ゴロ、甲斐を空振り三振に打ち取る完ぺきな投球を見せ、2戦連続の1イニング無失点となった。

 強力打線相手に僅差のゲームとなった中で、この日復帰後初先発で5回2失点としていたエース菅野の勝利投手の権利をしっかり守り切った右腕。今季は球団初の新助っ人による開幕投手を任されたが、そのきっかけは開幕投手筆頭候補だった菅野の離脱によるもの。託し、託された者同士だっただけに、いつも以上に腕に力が入ったようだった。

 ビーディは「彼(菅野)がファームに行った時に真剣な取り組みを見ていたので、そうした投手の初勝利に貢献できたのはうれしい。チームに貢献できたこともうれしいですけど、彼が挑戦しているのを見ていたので、うれしい」と笑顔。

 その気持ちの表れか、ビーディは前日10日の練習後、菅野に〝イタズラ〟。登板前日取材でエースを囲む記者に交じって、ボイスレコーダーを回すしぐさを見せ、最後には「通訳は要りますか?」と日本語でジョークも披露するなど、ちゃめっ気たっぷりだった。

 中継ぎとしての投球内容も、人柄も文句なしの右腕を、原監督は「ステージは上がった、階段を上ったと思いますね」と評価。今後も勝利の方程式としての起用を示唆した。

 右腕2人にとっても、チームにとっても忘れられない勝利となったこの日の試合。それぞれの役割を全うするため、今後も腕を振り続ける。