巨人は乱打戦となった10日のソフトバンク戦(ペイペイ)を10―6で制し、勝率5割に復帰した。
3本塁打を含む13安打の猛攻で打ち勝ったが、打線に火をつけたのは3試合連続で「1番・遊撃」でスタメン出場した坂本勇人内野手(34)だった。初回先頭の第1打席で相手先発・石川が投じた4球目の直球を見逃さず、左中間席に先制の8号ソロを叩き込んだ。プレーボール直後からベンチは沸き立ち、4回には大城卓の3ランなど打者一巡の猛攻で5得点を挙げるなど、背番号6が文字通りの火付け役となった。
大久保打撃チーフコーチも「勇人の一発ですよ。立ち上がり。(石川が)前の試合で7個くらい四球を出していて、絶対にストライクを取りに来るからそこを何とか叩こうと。いきなりホームランを打ってくれて…」と頭を下げた。
〝1番打者問題〟は近年のチームの課題で今季も混とんとしている。原監督は開幕前に「理想は固定」としたが、現実には程遠い。58試合を消化して1番に入ったのは坂本で早くも9人目だ。開幕からオコエ(19試合)、梶谷(4試合)、長野(2試合)、中山(3試合)、広岡(現オリックス=5試合)、吉川(14試合)、萩尾(1試合)、丸(7試合)に続いて坂本(3試合)となっている。
原監督が1番打者に求めるのは「打つというより出塁率。(相手に)嫌がられる、長打を警戒されるような人」。ただ、なかなかピースが埋まらず、坂本の前に5月31日から6月7日まで1番を務めた丸は13打席連続で無安打、出塁率は1割4分7厘まで低迷していた。
そこに現れたのが坂本だ。この日は5打数2安打で1番での出塁率は2割3分1厘。決して高くはないが、5月以降の出塁率は3割超を維持しており、現状では適任と言えそうだ。
当の坂本は「1番も2番もあまり(意識を)変えることもないと思いますし、そこの違いは僕は特にないですね」とサラリ。安定して貯金生活を送るためにも固定オーダーを組めるのか。












