新天地でついに才能を開花させた。5月度の「大樹生命月間MVP賞」が8日に発表され、セ・リーグ野手部門は中日の細川成也外野手(24)が7年目にして初受賞した。

 現役ドラフトでDeNAから加入した細川は、5月の月間打率が3割6分(100打数36安打)、5本塁打、17打点をマーク。「大変光栄なことだし、自分自身こんな賞を取れると思っていなかったので非常にうれしい」と笑顔で喜んだ。

 昨季まで6年間在籍したDeNAでは大砲候補として期待されながら、古巣での通算成績は123試合に出場し、打率2割1厘、6本塁打、19打点と鳴かず飛ばずだった。それが新天地ではここまで51試合に出場し、5本塁打、28打点、リーグ5位の打率3割2分3厘を誇る。

 いまや立浪竜の新3番を任されており「現役ドラフトという形でドラゴンズに来て、キャンプから充実している。去年の自分だったら、ここまで成績を残せると思っていなかった。今年は今のところ試合も出られていて、1試合1試合本当に必死にやってきて良い成績になっているので本当に良かった。やっぱり一軍で試合に出ることを目指してやってきたので、僕自身うれしい」と目を輝かせた。

 月間MVPを獲得して「親にまずは、しっかり報告したい。今も毎日楽しみに試合を見てくれているので感謝して、今後も頑張りたい。1年間通して活躍する姿を見せたい」とさらなる飛躍を誓った。