ソフトバンクの藤井皓哉投手(26)が4日の広島戦(マツダスタジアム)で、チームトップの5勝目を挙げた。
6回途中2失点での降板。6回は3四球と制球を乱し、リリーフ陣に助けられたものの、古巣相手に大きな白星をつかんだ。ヒーローインタビューでは「絶対に勝つという強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。走者を出しながらも粘れた。カープの応援は改めてすごいなと感じました」と振り返った。
もっとも、投球内容に関しては悔しさをにじませた。「6回の途中で代わってしまった。田浦、大津に申し訳ない気持ちしかないです」。表情を引き締めて次戦での修正を誓った。
広島時代は6年間で14試合の登板に終わった。2020年オフに戦力外となり、独立リーグを経て育成選手からNPBに再入団した。昨季はリリーフで大きく飛躍して55試合に登板して防御率1・12。今季も先発として5勝3敗、防御率2・51と堂々の成績を残している。
3連戦に臨むにあたり、かつての同僚とも旧交を温めた。この日5番で出場した西川龍馬からは「1本ぐらい打たせてよ」と声をかけられた。首脳陣からも「ホテルをピンポンダッシュしてやる」とジョークで口撃された。
「カープでいい経験もしたし、苦い経験もした。今に生きている部分もあると思うので、そういった意味でもいい投球ができるようにやっていきたい」。
こう〝恩返し〟を口にして臨んだ登板。真っ赤に染まった〝かつての本拠地〟で大きく成長した姿を見せた。
打線や救援陣に助けられながら手にした思い出の地での白星でもあった。さらなる飛躍へ。大きな弾みをつけるきっかけにしたいところだ。












