ロシアの国営テレビで、野党政治家がプーチン大統領の更迭を求める発言をした。ウクライナ侵攻以降、初の出来事だ。英デイリー・メールが1日、報じた。
野党政治家ボリス・ナデジディン氏はロシア政府系天然ガス独占企業ガスプロム傘下の国営テレビ局NTVの番組で、「プーチン政権下ではわれわれが欧州に戻る方法はない。ロシアは欧州から孤立している。ウクライナとこの話を止めるような政権を選ぶだけだ」と語った。
プーチン氏の宣伝活動家で司会者のイワン・トルシキン氏はナデジディン氏の発言をさえぎろうとしたが、ナデジディン氏は「2024年の選挙でプーチン大統領の後任を選ばなければならない。われわれはプーチン大統領ではなく、別の人を選ぶ必要がある。そうすればすべてうまくいく」と続けた。
英国国防省によると、2022年2月24日のウクライナ侵攻以来、ロシア国営テレビでプーチン氏の更迭を要求したのは初めてだという。ナデジディン氏は戦争を声高に批判してきたが、これまでプーチン氏自体を非難したことはなかったとみられる。
国営テレビNTVがあえて危険な発言をしかねないナデジディン氏を出演させたということは、〝プーチン更迭論〟は局の意向を反映させているということかもしれない。












