初制覇への原動力は――。新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック最終公式戦(24日、大阪)で、マスター・ワト(26)がケビン・ナイト(26)から7勝目を挙げ準決勝(26日、代々木)に進出した。
驚異の身体能力を誇るナイトを通天閣ジャーマンで沈め2敗を死守。エル・デスペラードと勝ち点14で並んだが、直接対決の勝敗で2位でのブロック突破を決めた。
次世代の旗手としての自覚が、今のワトを突き動かしている。3月に実現した「オールスター・ジュニアフェスティバル」(後楽園)ではメインに抜てきされ、全日本プロレスの青柳亮生に勝利した。
「プレッシャーよりは、新日本ジュニアってこうなんだと見せつけてやろうと思ってました。燃えてましたし、楽しんでましたね。あの対戦カードを決めてくれた人たちに、しっかり返せるように、期待に応えられるように。その気持ちがBOSJにもつながっていると思います」。転機の一戦を経て自信に満ちた表情に変化した。
その裏で危機感も持っている。団体内にジュニアで活躍する後輩は不在で、下の世代は〝ヘビー級候補生〟がズラリ。そんな中で昨年10月の両国大会で当時のIWGPジュニアヘビー級王者・石森太二から勝利を収め、今後の自身の役割を強く認識したという。
「次のジュニアの世代って、明らかに自分しかいないので。今年こそ優勝して、これから入ってくる人にもこういうチャンスがあるんだってことを知らしめないといけないなというのはあります」
新日本ジュニアの未来を切り開く。揺るがぬ決意を胸に新時代を到来させる。












