さらなる活躍に太鼓判だ。卓球女子の石川佳純(30=全農)が18日、都内で引退会見を行い、約23年間の競技生活に別れを告げた。日本代表として国内外で数々の功績を挙げ、日本の顔でもあった大エース。功労者の第2の人生について、日本協会関係者は文句なしの〝全面バックアップ〟を誓っている。
ラケットを置いた石川は、すがすがしい表情で思いを語った。「やり切ったと思った。とても晴れやかな気持ち。こうして笑顔で今日を迎えられることをとてもうれしく、ありがたく思っている」と感謝の言葉を述べた。
現役時代は五輪の団体で3大会連続のメダル獲得に大きく貢献。2017年世界選手権では混合ダブルスで日本勢48年ぶりの金メダルを手にするなど、長きにわたって活躍した。日本協会の宮崎義仁専務理事(64)は「近年の卓球選手の中では最高位の功績を残したと思う。この直近10年間を石川選手が引っ張ってきたのは間違いない」と褒めたたえた。
実績はもちろん、人柄も超一流だ。この日も報道陣に手紙などをサプライズで用意。宮崎専務理事も「どんなことをやっても人気が出るのは間違いない」とお墨付きを与えた。だからこそ「石川選手が何かをやりたいと言ったときに、それを支えるのが僕らの立場。これをやってほしいとかは全然ない。私個人としても日本協会としても彼女が歩もうとする道に対し、全て協力を惜しまないという考えを持っている」と明言した。
今後の動きについては未確定な部分が多いというが、22年4月にスタートした卓球を通じた交流イベント・47都道府県サンクスツアーの完全制覇に意欲を示す。日本卓球界初のプロ選手で五輪4大会出場の松下浩二氏(55)は「東京五輪が終わった後に『休みたい』『試合がある』という気持ちがありそうな中でも、感謝を込めて全国に卓球教室をして回ってたのが印象的だった。意識はしていなかったと思うが、若い選手に模範を示してきたのはすばらしい」とずば抜けた行動力と思いやりに舌を巻いた。
誰からも愛されたヒロイン。ステージが変わっても、その輝きは色あせるどころか、さらに光ること間違いなしだ。













