巨人は13日の広島戦(東京ドーム)で延長12回に2点差をひっくり返し、5―4でサヨナラ勝ちを収めた。
最後を決めたのは新助っ人のブリンソンだった。同点に追いつき、なおも二死満塁の場面で左中間へサヨナラ打。殊勲の一打を放った男は両手を大きく広げながら、ナインからウォーターシャワーを浴びたが、複雑な胸中を明かしたのが原辰徳監督(64)だった。
「帳消しという言葉を使っちゃっていいのかというところですね。メディア的には帳消しということで〝ごもっともです〟と言いたいところだけど、しっかりと検証しておく、そして次につなげるということはしておく必要があると思います」
ブリンソンがバットでチームに勝利をもたらしたことは紛れもない事実だ。しかし、延長11回の攻撃で一死から四球を選んで出塁すると、一塁へのけん制球に飛び出してまんまとタッチアウトとなった。2―2のまま延長戦に突入し、次の1点が重かった中での凡ミス。チームの士気を下げ、相手に流れを渡してもおかしくないボーンヘッドだった。
ましてや、走塁面でのミスは今回が初めてではない。これまでにもアウトカウントを間違えて暴走したり…とムラが激しい。ミスを取り返す一打だったことは間違いないが、集中力を欠いたプレーを何度も繰り返す助っ人をチームとしては看過できないというわけだ。
土壇場の逆転劇で借金を3に減らしたものの、浮上するためには凡事を徹底していく必要がありそうだ。












