女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが、ニセ中野を撃退した。
若手主体興行「NEW BLOOD」(12日、東京・品川インターシティホール)で3月にアイスリボンを退団した石川奈青似のニセ中野と一騎打ちで激突した。
中野の衣装を着用し、腰に段ボールで作られたベルトを巻いたニセモノが登場すると、会場は騒然。さらにニセ中野のセコンドには、水森由菜に似たニセなつぽいが就くまさにカオスな状態になった。
両者が握手を交わして試合がスタートすると、本物の中野がスピード感のある攻防で翻弄し、流れをつかむ。得意のプランチャをさく裂させ、ニセのベルトを破ると「ナメんなよ!」と顔面を思い切り蹴り上げた。
それでもしぶとく立ち上がるニセ中野から得意技のタイガースープレックスホールドを見舞われ、困惑する本物。その後も蹴りが相打ちになり、中野は動きを徹底攻略され、ピンチに陥った。
しかし、最後は本物の意地が勝った。渾身のバイオレットシューティング(ランニングニー)で形勢逆転。最後はタイガースープレックスホールドを発射し、正真正銘の中野たむが3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った中野は「おい、中野たむ。中野たむの痛みを知ったか? 私が本物の中野たむだ」と余裕な表情を浮かべ「そんなに中野たむだって言い張りたいなら、心も身体も強くなってきてもらわないと困るなあ!」と絶叫した。
それでも慈悲深い中野は「まあそんなに『中野たむだ』って言うんだったら、次は中野たむ姉妹として一緒に戦ってあげてもいいよ」とタッグ結成での再会を提案し、握手を交わした。
バックステージに現れた中野は「似た格好とか技をまねしてきたことは、本当にすごいと思う。でも、誰かに憧れてその背中を追っているうちは本物になれないよ」と苦言。「いいもの持っているんだから、たむのまねをしていないで、誰かにまねされるくらい自分を極めたらいいじゃない」となだめた。
だが「それでもたむのまねを極めるって言うなら、たむも多忙になってきたから、影武者でも頼んでもいいかな」と王者の貫禄を見せた。
ダブル中野タッグの実現に注目が集まる。













