WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が、新設の「世界ヘビー級王座」取りに失敗した。

 ブランド間の選手移動「WWEドラフト」でWWEユニバーサル王者ローマン・レインズがスマックダウン(SD)残留となり、新設された「世界ヘビー級王座」がロウの最高峰ベルトに。今週のロウ(フロリダ州ジャクソンビル)では、同王座決定トーナメントが行われ、1回戦で中邑はセス・ロリンズ、ダミアン・プリーストとのトリプルスレット戦に臨んだ。

 まずは闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」のプリーストが、中邑とロリンズに先制攻撃を仕掛けた。だが、中邑はプリーストにエルボーからヒザ、延髄斬りを叩き込んで反撃。V候補のロリンズと対峙すると、カカト落としからシングルドロップキックだ。さらにスライディングジャーマンを見舞い「カモーン!」と雄たけびを上げた。エプロンのプリーストには強烈なニードロップを落として、試合のペースを握った。

ダミアン・プリースト(下)にニードロップを放つ中邑(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ダミアン・プリースト(下)にニードロップを放つ中邑(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 しかし、試合巧者のロリンズは空中技を連発して逆転。実力者3人が一進一退の攻防を繰り広げる中、中邑はロリンズをスリーパーで捕獲。ロリンズから回転ラリアートをくらうも「カモーン!」と挑発してエルボーの打ち合いを制し、必殺のキンシャサを狙った。これをプリーストにラリアートで止められると、そのプリーストをヒザ十字固めでがっちり。ここで、コーナーに上がったロリンズが中邑にダイビングボディープレス。不意を突かれた中邑はロリンズのペディグリーを浴び、3カウントを許した。

「世界王座」取りを宣言して、移籍したロウの初戦で大激闘も、惜しくも敗退。試合後のバックステージでは苦渋の表情を浮かべていたが、そこに同じくトーナメント1回戦でフィン・ベイラーに敗れたミズが現れた。
 
 先週のロウでは中邑と〝チン問答〟を展開した元WWE王者は、自身と共闘していればトーナメントに残っていたと言い、再び協力関係を結ぶことを提案してきた。これに中邑は「俺は何もない。お前は今、俺のチャンスなんだ」と話し、次週のロウでシングル対決を要求。「いや、その逆だよ…」とあっけにとられるミズを尻目に、次週ロウで中邑VSミズが早々と決定した。

 また、トーナメントは準決勝でベイラーを破ったロリンズが勝ち上がり、次回SDでの予選勝者と、PLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(27日、サウジアラビア)で新設王座をかけて激突する。