WWEの〝キング・オブ・スタイル〟中邑真輔(43)が、スマックダウン(SD)復帰戦で圧勝を飾った。

 今週のSD(ネブラスカ州リンカーン)で、昨年11月以来、約5かぶりに登場すると、観衆は入場曲「ザ・ライジング・サン」に合わせて大合唱。黒地に白いラインの新コスチュームに身を包んだ中邑は、マッドキャップ・モスとのシングル戦に臨んだ。

 いきなりモスのパンチでコーナーに追い詰められ、ショルダーアタックを浴びたが、ブレーンバスターを回避して反撃開始。スピンキックでモスと吹っ飛ばすと、「カモーン!」と挑発した。すかさずカカト落とし、シングルドロップキック、スライディングジャーマンの猛攻だ。

 セカンドロープからフライングニーを放ち、コーナーでたぎりにたぎって必殺のキンシャサ一撃。見事に決まって、3カウントを奪った。試合時間わずか92秒で完勝。試合後にモスが襲ってきたが、これをあっさりかわして飛びつき腕十字固めで捕獲して一蹴した。元インターコンチネンタル王者が実力の違いを見せつけた。

 ここで、バックステージで動きが…。カリオン・クロスの妻スカーレットが現れ、口にくわえていたタロットカードの裏面を公開。そこには中邑が描かれていた。すると、クロスが拳をテーブルに叩きつけて「ティック、トック…」と言い、中邑に警告を発した。どうやら元NXT王者は中邑を標的と定めたようだ。

 バックステージでのインタビューで中邑は「戻ってこられてうれしい」と笑顔。欠場していた5か月の間には、今年元日のノア日本武道館大会で、2月に引退した武藤敬司の化身グレート・ムタと大激動の末に勝利した。これを報告した上で「あれはWWEの長い歴史の中でも、歴史的な意味があったんだ。そこで充電し、再起動した」と話し、ムタ戦の勝利が活力になったという。

 その上で、今後の目標には「素晴らしい相手がほしい。俺は最初から世界王座を狙っているよ」と、改めて〝トライバル・チーフ〟ことローマン・レインズの持つWWE&ユニバーサル統一王座を掲げた。ムタ戦でさらなる進化を遂げて戻ってきた〝キング・オブ・ストロングスタイル〟が、WWEに新たな風を起こしそうだ。