チャールズ国王の戴冠式が6日、盛大に行われた。国王の父・故フィリップ王配を信仰するバヌアツ共和国のタンナ島民も戴冠式を盛大に祝った。バヌアツの英国副高等弁務官マイク・ワッターズ氏がツイッターに記した。
タンナ島のヤオーナネン村とヤケル村では「フィリップ王配信仰」が行われている。故フィリップ王配は故エリザベス女王の夫で、チャールズ国王の父で、2021年に99歳で亡くなった。フィリップ王配信仰は1960年代に始まったとされ、74年にエリザベス女王とフィリップ王配が公式訪問し、信仰がさらに強くなったとされる。
バヌアツは英仏共同統治時代をへて、80年に独立。両村では古くから「白い肌の山の精霊の息子」が信仰され、その息子は海を越え、強い女性と結婚し、再来すると伝えられてきたという。その信仰が植民地教育と混ざり、ギリシャ生まれであり、英仏出身ではないフィリップ王配が山の精霊の息子、強い女性がエリザベス女王とみなされ、フィリップ王配信仰が誕生したとされる。フィリップ王配が亡くなってからは喪に服していたようだ。
6日、ワッターズ氏がチャールズ国王の肖像画を携え、村を訪れた。ワッターズ氏はツイッターで「タンナで開催された戴冠式祝賀会に参加できたことは名誉です。イギリスとバヌアツのユニークな関係に敬意を払う素晴らしい祝賀会です」とつづった。
村長は「フィリップの子供がチャールズだから、私はうれしい。タンナ島に来てほしい」と話し、ワッターズ氏から贈られたチャールズ国王の肖像画をフィリップ王配の色あせた写真とともに飾ったという。












