日本が誇る侍2大エースが「ガチ対決」だ。ロッテ・佐々木朗希投手(21)とオリックス・山本由伸投手(24)が14日にZOZOマリンスタジアムで初めて投げ合った。ともにWBC準決勝に登板した2人は、序盤から快投を演じ、6回1失点の山本に対し、7回1安打無失点11奪三振の佐々木朗に軍配が上がった。そんな佐々木朗の〝変身ぶり〟を、ネット裏の評論家はどう見たのか。
【得津高宏・快打一閃】ロッテ・佐々木朗はWBCで完全にひと皮むけましたね。今春のキャンプで本人と話をしたときも「よくしゃべるようになったな」と感心したものですが、この日もベンチでよく声を出し、手をたたいて喜んだり悔しがったり、本当に表情豊かになったと思います。
降板後はベンチで益田と並んで話している姿が印象的でした。佐々木朗からずっとしゃべりかけていて、益田がウンウンとうなずいている。昨季までは逆でしたよ。技術はもちろん、内面での大きな成長を感じます。
WBCでは一球の怖さを知り、勝つ喜びも知ることができた。準決勝のメキシコ戦に勝って帽子を叩きつけて喜んだ佐々木朗の姿は、これまでに見たことがないものでした。これまでの佐々木朗は高校3年夏の登板回避騒ぎからはじまって、プロでも大事に、大事に育てられてきたこともあり、意識の面でも本人が自覚していないところで「守り」に入ってしまうところもあったんじゃないでしょうか。
それでもWBC決勝で大谷が見せた泥だらけのリリーフ登板には、感じるものがあったはず。同県人ですからなおさらでしょう。リスクをおそれず、強い気持ちで相手にぶつかっていく「攻め」の意識が出てきたようにも思います。
そうした内面の成長もプラスされたとなれば、今後どんなにすごい成績を残してくれるのか想像もつきません。私が現役時代、ロッテの選手たちに「勝てばチームのみんなが幸せになる」と教えてくれたのは監督の金田正一さんでしたが、短期決戦とはいえ世界一になる喜びを知った佐々木朗が、ロッテのみんなを幸せにしてくれるような気がしています。
(本紙評論家)












