エンゼルスの大谷翔平投手(28)は2日(日本時間3日)に敵地オークランドでのアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場し、5回に今季初アーチとなる1号を中越えに放ち、4打数1安打1打点だった。前を打つマイク・トラウト外野手(31)との2球連続弾で飛距離447フィート(約136メートル)の特大の一発だった。今季の大谷とトラウトはすごいぞ!

試合後、トラウトと真剣ハイタッチ!
試合後、トラウトと真剣ハイタッチ!

 大谷の今季1号となる特大弾が飛び出したのは5―0の5回無死無走者だった。2番を打つトラウトが中堅左へ放った1号2ランの余韻が残る中、打席に立った。相手先発の左腕ワルディチュクの初球、内角低めの80マイル(約128・7キロ)のスイーパーを振り上げた。角度27度、打球速度110・8マイル(約178・3キロ)で上空に上がった打球はそのまま中堅バックスクリーン右を直撃した。飛距離447フィートの特大弾に敵地ファンはあぜんとした後、大歓声だ。

 シーズン3試合目での一発はメジャーでは2021年の2試合目(18年はチーム3試合目)に次いで2番目の早さだ。同年は自己最多の46本塁打を放っており、アーチ量産を期待させる。

 それにしてもWBC決勝の9回の直接対決を思い出させるドラマのような展開だった。5回無死一塁で2番トラウトがカウント1―1からの3球目、外角直球を109・1マイル(約175・6キロ)の弾丸ライナーで中堅バックスクリーン左へ運んだ。飛距離434フィートの特大弾に観客席がざわついている中での連続アーチ。それも2球連続だ。歓声のボルテージはMAXに達した。

 クールな表情でダイヤモンドを回って生還。ベンチ前で麦わら帽子をかぶせてもらって笑顔を見せた。

 大谷とトラウトのアベックアーチは今季初で、通算23度目。連続は昨年6月28日のホワイトソックス戦以来、6度目だ。今季こそプレーオフに進んでWBC決勝のようなヒリヒリする戦いをエンゼルスのユニホームで戦おう――。WBCでは大会MVPと米国代表の主将として盛り上げた2人の強い思いが感じられる中堅バックスクリーンへの本塁打の競演だった。

 初アーチの予感はあった。メジャー通算100号を含め1日(同2日)に同学年で高校時代のライバル、アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)とメジャー初対決で3回無死満塁で左翼フェンス直撃の適時打。あと10センチでグランドスラムだった。

 初回一死二塁は中直。3回二死一、三塁は空振り三振。6回二死満塁は2番手の右腕ジャクソンに空振り三振。真ん中高めのボール球を強振した。9回一死無走者は代打サイスを送られて交代した。

 開幕3戦目で底知れぬパワーを見せつけた大谷。捉えればどこでも放り込める上に“相棒”トラウトは絶好調。相乗効果で今季はアーチ量産だ。