新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)が、王道マットの新たな象徴になると誓った。

 全日本プロレスは過渡期を迎えている。2月に永田が3冠ヘビー級王座を奪取しただけでなく、世界ジュニアヘビー級王座は元ドラゴンゲートの土井成樹が保持。アジアタッグ王座は邪道・大仁田厚の手に渡っている。さらに21日の東京・大田区総合体育館大会ではノアの拳王&征矢学が世界タッグ王座に挑戦する。

 外敵に引っかき回されている状況にファンの間では賛否両論が起きているが、永田は「俺はむしろ肯定派で、新しい試みをどんどんやるのはいいこと。王道に縛られて鎖国するのもいかがなものか」と主張した。

 自身は新日本所属としてノアやゼロワン、総合格闘技と活躍の場を広げた。しかも新日本のIWGPヘビー級、ノアのGHCヘビー級、そして全日本の3冠の主要シングル王座を戴冠するグランドスラムを達成。さらに3団体のシングルリーグ戦制覇を果たした唯一の存在として、マット界を盛り上げてきた自負があるからだ。

「今まで交わったことがない文化を吸収することで、できたのが永田裕志だからな。へっへへ。全日本の選手は新しいものをどんどん吸収して、自分のブレない王道というものにブレンドしていけばいい。それが新しい王道となる」

 その手始めに、21日のV1戦では大巨人・石川修司(47)を退ける。「まずは防衛して王道マットを青色に塗りつぶし、青の王道をつくっていく。批判もアンチもお客につなげていかないと」。ミスターが全日本の景色を変える。