第5回WBCで3大会ぶりのV奪回を狙う侍ジャパンは15日、明日16日に行われる準々決勝・イタリア戦(東京ドーム)に向けて前日練習を行った。

 1次ラウンド4試合では14打数2安打(打率1割4分3厘)、7三振と不振のトンネルから抜け出せなかった村上宗隆内野手(23=ヤクルト)は、フリー打撃で看板直撃弾2発を含む24スイングで5本の柵越えと打撃は上向き傾向。イタリア戦での起用を含め試合での復調が待たれている。

 村上は「また明日からすごく注目されると思いますけど、何とか勝ってアメリカに行って戦える権利を得られるようにと思っています。(イタリアは)ピッチャーもキャリアのある選手も揃っていますし、すごく手ごわいと思う。それ以上に日本の選手がいい状態で迎えられているので、必ず勝ちたいと思う」と目の前の敵だけに集中するとコメントした。

 12日の豪州戦ではバットでチームに貢献できない自らの状態に関わらず、交代直後に本塁打を打たれた中日・高橋に駆け寄り、声かけをした献身ぶりを問われ「関係ないです。別に自分が打てないから、チームにマイナス(の影響)を与えるわけにいかないですし、やれることはしっかりやっていこうと…。全然普通ですね」と気丈に振る舞ってもいた。

 また、不振の要因のひとつともなっていた国際大会のストライクゾーンについても「それは対応するしかないので、対応していきたい。(審判に)ストライクと言われたらストライクなので、それを追いかけることはないですけど、しっかりゾーンを広めに行ったり、試行錯誤していきたい」と前を向いた。

 調子が良かろうと悪かろうと、明日16日の午後7時には一発勝負となる準々決勝のプレーボールはかかる。全てを受け入れてこの局面を自分で打開するしかない村上だ。