J1で快進撃を見せる新潟のエースMF伊藤涼太郎(25)に、イングランドとドイツのクラブが獲得へ向けて熱い視線を注いでいる。
伊藤は11日に行われた川崎戦(デンカS)で先発すると、前半22分に右足で弾丸シュートをゴール左隅に突き刺した。これが決勝点となり、常勝軍団の川崎に1―0の快勝を収める立役者となった。
4日の札幌戦で見せた超絶テクニックからのゴールに続き、2試合連続得点でヒーローとなった伊藤。「絶対自分で振り抜こうと思っていた。自分のゴールで勝つとイメージしていた」と会心の表情を浮かべた。
そして「まだまだもっと絡める。攻撃の選手として、もっともっと多くのゴールを取りたい」と今後に向けてさらなる飛躍を誓った。
森保ジャパンへの待望論も高まっている中、新潟に出現した〝ワンダーボーイ〟に欧州クラブからも熱い視線が注がれている。
スペイン1部バルセロナで育成部門の名伯楽として知られ、2020年には新潟でヘッドコーチも務めたオスカル・エルナンデス氏は自身のツイッターで「J1屈指のチームである川崎フロンターレにアルビレックスが快勝。伊藤涼太郎の昨季、そして今季ここまでのレベルはすさまじい」とその活躍ぶりを絶賛。そして「プレミアとブンデスリーガはすでに彼を把握していると確信を持っている」とイングランドとドイツのクラブが関心を寄せていることを指摘した。
新潟から世界へとはばたくのか。飛ぶ鳥を落とす勢いのストライカーに注目が集まる。