開幕ローテ入りは厳しい状況だ。広島の森下暢仁投手(25)が8日、マツダスタジアムでの練習に参加。チームメートと一緒にアップした後は投手陣の輪から離れた。そしてキャッチボールはせず、一人で黙々と外野でランニングを行った。

 森下は「ちょっと(右肘に)違和感があった」と明かし「(今後は)状況を見ながらになると思う。次にどこで投げるかも(首脳陣らと)話しながら」と話した。登板予定だった12日のヤクルトとのオープン戦(マツダ)は回避する見込み。

 練習中に森下と話し込んだ新井監督は「後退したというのはない」と語り「万全な状態で今季の初登板を迎えてほしいというのがあるので」と続けた。一軍でノースロー調整をし、状態が良ければ次の段階として、ブルペンでの投球が予定されている。

 また指揮官は「次の予定を立ててしまうと、そこに向かって(調整)となってくる。トレーナーと本人の状態を確認しながら」と一旦プランは白紙にしたと明かした。森下は「チームに迷惑かけない準備ができたらなと思う」と淡々と語った。