AI(人工知能)が謝った…。8日開幕の野球世界一決定戦・WBCの行方について話題の「チャットGPT」に質問したところ、データを間違えるなど“らしからぬ”一面も見せた。

 優勝国もしくは候補を尋ねると、「予想は難しいですが、過去の成績や現在のチーム力を考慮すると、以下の国々が優勝候補と考えられます」として米国、ドミニカ共和国、日本、キューバを挙げた。

 ところが、米国とドミニカについて「過去2回優勝」と説明。大会は今回が5回目で、日本が2回、前出の両国は1回ずつの優勝となっている。これを質すと「申し訳ありません。回答に誤りがありました」と謙虚にわびた。ただ、なおも米国の優勝は2回として、再び指摘すると「おっしゃる通りでございます」と再び謝り「ありがとうございます」と感謝の意も記した。

 米新興企業「オープンAI」が開発し、世界で急速に広がる対話型自動応答サービスのチャットGPT。論文や記事なども書けてしまう優秀さが注目の的で、他社も追随しているが、誤答の存在も指摘されている。

 WBCについては、日本の大谷翔平が投げ、米国のマイク・トラウトが打席に立つ“エンゼルス同僚対決”が実現した場合の勝負も問うと「対戦することは基本的にあり得ません。大谷選手は日本代表として出場することが予想され、トラウト選手はアメリカ合衆国代表として選ばれることが多いためです。また、WBCのルールにより、同じチームの選手同士での対戦は認められていません」と矛盾したような珍回答。国別対抗戦であることを伝えると「ご指摘ありがとうございます。対戦する可能性は十分にあり得ます」とあっさり前言を翻した。

 予想や評価を尋ねても常に「私はAIであり、予測をすることはできません」「個人的な意見を持ちません」と答えるチャットGPT。「スポーツの予想は非常に難しいと言えます」とも記しているが、大谷の活躍に関しては、これまでの実績に触れた上で「WBCでも同様のパフォーマンスを発揮することは間違いなく、日本代表チームにとって大きな貢献をすることが期待されます」との見解を示した。