【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】
 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。今回は、こんなご相談です。

【お悩み】靴のかかとの減りが早いのですが、歩き方で意識することはありますか?(40代男性)

【アドバイス】足裏を長方形に見立て、足裏6点で地面をつかむイメージで歩いてみてください。

【解説】大型スーパーで品出しを担当している男性は、仕事中に1日平均8000歩以上は歩いているとのこと。靴のかかとの減りが早いので、歩き方で意識するポイントを教えてほしいという相談でした。

 靴にもよりますが、電車内や信号待ちなどでは、かかとに体重が乗ったまま立っている人を多く見かけます。後ろ荷重になったまま歩き出すと、足は思っているほど上がっていないので、靴のかかとが減りやすくなります。

 やや前重心で地面をしっかり蹴り出す理想の歩き方を身につけるためには、足裏全体を長方形に見立てて、親指と小指、土踏まずとかかとの左右、計6点で地面を捉えるイメージを持つことです(写真参照)。

 6点歩行のイメージは、砂浜をはだしで歩くことで身につけることができます。砂浜では足裏全体で砂をつかむように歩かないと、真っすぐ歩くことができません。

 実際、歩行が不安定気味だった70代の方がお孫さんと海に出かけるというので、砂浜をはだしで真っすぐ歩く練習をしてきてくださいと伝えたことがありました。最初はよろけて真っすぐ歩けなかったけれど、徐々に足裏6点で地面をつかむイメージがわかってきて、普段も安定して歩けるようになったと喜ばれていました。

 自宅用の簡易砂場キットやシリコンマットなども販売されているので、足裏で砂地をつかむ感覚が身につけば、かかとの減らない理想の歩き方に近づけるでしょう。もちろん公園の砂場でも結構です。