【公式リポーターまつかよが見たMリーガー】

 先週木曜(19日)の第2試合で風林火山の永井孝典選手が大きなラスを引いてしまい、長らく守ってきた個人スコア首位から陥落してしまいました。

 試合後のインタビューでは落ち込みぶりがハンパではなく、予定していた局面の振り返りもできないほど。声を詰まらせる様子は隣にいても辛そうでしたし、麻雀プロの皆さんにとって個人タイトルが、特に全国的には無名の状態から一気に天下を取ろうとしていた永井選手にとって、いかに大きなものなのかが伝わってきました。

本当に辛そうでした
本当に辛そうでした

 また、印象的だったのは「ここ1か月くらいプレッシャーが…」という言葉。永井選手は誰もが応援したくなる選手です。だからこそたくさんの「頑張って!」をもらっていたはずで、それは力にもなる一方、知らず知らずのうちに重圧にもなっていたのでしょう。実際、先々週、永井選手ラスの後、亜樹さんがトップを取った日の試合後、控室のお邪魔した際、こんなことがありました。調子がイマイチの永井選手の気分を少しでも軽くしようと、私が「もう(試合には)出たくないですよね?」なんて聞くと、「そ、そんなことないですよー」。表情からウソをついているのがバレバレで、隣にいた勝又さんに「ウソだよねー。だって、本当に出たかったら『そんなことないですよ』じゃなくて『出たい!』って言うじゃん」と突っ込まれていました。続けて勝又さんに「出たくない?」と聞かれた内川さんが「出たい! 全部出たい!」と答え、「ほら、出たい人はこうなんだよ」と。あの時は「風林火山らしいやり取りだな~」とほほ笑ましく感じましたが、今振り返ると永井選手、本当に苦しい精神状態だったわけで、それが先週のインタビューにも表れたのかもしれません。

 ただ、私はあのインタビューは良かったと感じています。カッコつけず、ありのままを見せるという人間らしさこそ永井選手の魅力。それに改めて気付いた人は絶対にいますから、ポイントは失ったものの、得たものもあったはず…こう思っているのは私だけじゃないはずですよ!