楽天のドラフト1位ルーキー・早川隆久投手(22)が、プロ初登板となった28日の日本ハム戦(楽天生命)で6回4安打無失点、8奪三振のストロングスタートを切った。

 冷たい雨の降る本拠地マウンドで早川の投球は輝いていた。最速148キロのストレートに緩急差30キロのカーブとスライダー、2種類のチェンジアップを織り交ぜ、いかなる状況でもカウント球となり、ウイニングショットとして機能した。

 圧巻は4回と6回、二度の満塁のピンチだった。味方失策と2安打で無死満塁のピンチを背負った4回には冷静沈着に野村、大田の5、6番をスライダー、チェンジアップで空振り三振。狙って2つのアウトを三振で奪い樋口を三ゴロに仕留めここを無失点で脱した。

 6回一死満塁のピンチは降雨のため、直前のグラウンド整備で砂が入れられたマウンドに手こずりながら、どうにか対応。樋口をスライダーで三ゴロ併殺に打ち取り、6つのゼロを並べて降板した。

 試合前、石井監督が「雨の中でどう自分をコントロールしていくのか。ウチの球場は環境の変化が起きるので、そこはうまく対応していって欲しい」としていた要望を難なくクリアしたドラ1左腕。与えられた条件の中で満点のプロデビュー登板だった。

 早川の話=「緊張はしましたけど、そこまでの緊張ではありませんでした。立ち上がり、三者凡退で抑えられれば良いリズムを作れると思っていたので、それができたのが大きかったです。それと、しっかり太田さんと打ち合わせをしてコミュニケーションを取れたのが良かったと思います。今日は各バッターの危ないところに投げないこと、満塁のところは、連打だけは防ごうという意識で投げました。四球もありましたけど、ストライク先行、低めに集めることを意識して投げられたのも良かったと思います。とにかく、ゲームを作ることができて良かったです」