新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が〝2000キロ行脚〟に込めた思いを明かした。

 ヒロムは現在、ルチャの祭典「ファンタスティカマニア」に出場中。シリーズ最中の13日には「ジュニアの祭典「オールスター・ジュニアフェスティバル2023」(3月1日、東京・後楽園ホール)のPRのため、ゼロワンの別ブランド「栃木プロレス」宇都宮大会に電撃登場した。

 同大会の一部収益を、頚髄損傷でリハビリ中の大谷晋二郎に寄付することを発表すると、即座に新幹線に乗り込み同日の新日本京都大会に出場した。

 21日には武藤敬司引退興行(東京ドーム)でノアのGHCジュニアヘビー級王者AMAKUSAに完勝。翌日に新日本高松大会に出場し、23日に栃木に入って京都大会にも出場したヒロムは、わずか3日で2000キロ以上を移動しつつ、3連戦をこなしたことになる。その原動力はもちろん、自身が提唱したオールスター戦にかける強い思いだ。

「やっぱり言い出しっぺだし、これは盛り上げないといけないなと。あとは武藤さんの引退試合を見て、プロレス界ってあれだけ盛り上がるんだなと改めて感じましたし。『日本プロレス史上最大の夜』ってキャッチコピーだったじゃないですか。あの日がそうだったとしたら、それは俺たちが更新し続けたい。そうでないとプロレス界のためにもよくないですし」

 本来であれば参加22団体すべての会場に顔を出したかったというが、さすがに物理的に不可能。しかし、ゼロワン関連の会場にだけはどうしても行きたかった。誰もが認めるジュニアの功労者・大谷の偉大さを、改めて周知したかったからだ。

「大会が発表されたくらいのかなり早い段階から、そういうこと(大谷への支援)はやりましょうという話になってました。団結力じゃないですけど、ジュニアだからこそこういう大会ができるのかなと」。粉骨砕身の覚悟で、歴史的興行を成功に導く。