巨人・原辰徳監督(64)が23日のヤクルトとのオープン戦(浦添)で、〝新オーダー〟に手ごたえを示した。

 思い立ったが吉日ということか。3年ぶりのリーグ優勝へ、指揮官による大胆な模索がさっそく具現化した。前日22日の早朝練習の際に「今とても確率がいい点では初回に中田翔を回してもいいのかなあと。3番で。そうなったら、丸を1番とかね」と構想を明かしたばかり。コーチ陣とも意見をすり合わせた上で、その言葉の通りのオーダーが実現した。

 打順を組む上で重要視するのは、いかに相手に嫌がられる並びにするか。原監督が注目した初回、一塁のレギュラーが当確している「3番・中田翔」は二死走者なしで迎え、四球を選んで出塁した。後続の4番・ウォーカーが凡退したため攻撃はつながらなかったが、これだけでは終わらなかった。

 2巡目は1点を先制してなおも無死二塁の3回。1番の丸が右前打で一、三塁にチャンスを広げると、2番に入った新助っ人のブリンソンが左翼へ特大の3ランだ。走者を一掃したところで中田翔が中堅フェンス直撃に二塁打を放つなど、この回だけで4点を挙げた。

 ベストオーダーの構築はまだまだ試行錯誤の段階ながら、原監督は「いろいろな並びの中で、風景としては悪くなかったですね」と好感触を得た様子だ。中田翔が3番でスタメン出場したのは、日本ハム時代の2018年10月10日のロッテ戦(札幌ドーム)が最後。ファンの注目を集める開幕オーダーの選択肢の一つに加わったことは間違いなさそうだ。