巨人の新外国人左腕、フォスター・グリフィン投手(27)が22日、WBCに出場するキューバ代表との練習試合に先発。打者7人に対して25球を投じ、2回無安打無失点1四球とほぼ完璧な投球内容だった。

 190センチの長身からくり出される力のある直球はこの日、最速152キロを記録。初回、先頭打者を二ゴロに打ち取ると、三者凡退で終わらせた。2回は二死を簡単に奪い1四球。最後は空振り三振を奪い、マウンドを降りた。

 グリフィンは「公式戦じゃないので結果は重要じゃない」としつつも「やはり結果はよかった」と満足げ。さらに「小林は試合前の話し合い通りリードしてくれた。守備でも吉川とかいいプレーもありましたし、味方のことを頼もしく思っていた」とナインをたたえることも忘れない紳士ぶりを見せた。
 
 チームにきて初対外試合での快投に原監督も大絶賛。「ボールの持ちというか、胸の張りは素晴らしいね。一塁側ベンチから見ていてもね。なかなかあれだけの胸の張りを持って投げる人っていうのはね。強い弓を引いているような感覚でボールをパーン!とね。そこはアーチェリーじゃなく弓矢だ(笑い)」と特徴的な投球フォームをべた褒めだった。さらに「私が想像しているピッチングができたという感じがしますね。非常にスターターとしてリズムもいいしね、変化球ももちろんあるし。ランナー、クイックという部分においてもいい部分が出ていると思いますね」と続け、安定した先発ローテーション入りへの期待感がふくらんでいるようだ。

 球を受けた小林もグリフィンのカットボールを〝グリカット〟と命名し「なかなか見ないカット(ボール)で良い。けっこう器用なピッチャー」と太鼓判を押している。

 先発候補左腕の堂々たるデビューに安心材料が増えた。このまま期待に応え続けグリフィンはチームスローガン「奪回」の一助となれるか。